巨人の宮崎キャンプで臨時コーチを務めるOBの松井秀喜氏(41)が1月31日、宮崎入り後に全体ミーティングに参加し、全面的な協力を明言した。あいさつでは「ジャイアンツの置かれている立場は非常に厳しいものがあると僕も理解しております」と切り出すと、今キャンプの抱負を力強く語り始めた。

 「去年は特に打てなかったと聞いております。僕は野手出身ですから、技術的な部分、精神的な部分、ピッチャーに対する対策など、いろいろと私の経験を皆さんに伝えていけたらいいなと思います」

 3年連続の春季キャンプ訪問は、盟友でもある高橋新監督の船出になる。古巣復活のため、高橋監督のため、日米通算507本塁打で得た経験を惜しまずに伝えていく考えだ。バッテリーにも「バッターは何が嫌なのかとかいうことがあれば、お話できればと思っております」と、打者目線での助言も買って出た。

 報道陣には「何もしゃべってないよ。あいさつだけ。『平成5年入団の松井秀喜です。よろしくお願いします』ってね」とジョークで笑わせたが、指導については真剣そのもの。1軍から3軍まで「松井秀喜」のすべてを、約2週間で注ぎきる覚悟だ。【浜本卓也】