ソフトバンク工藤公康監督(52)が8日、「ガムシャラのススメ」を説いた。宮崎キャンプは第2クールが終わったが、主力選手を追いかける立場にある一部の若鷹に物足りなさを感じていた。「レギュラーの姿を見てほしい。もっとやらないと。力のある選手が早く帰ったら、頑張ろうと思ってほしい」。チームは選手層が厚く、1軍に入ることも容易ではない。主力と同じ練習量では差を縮めることはできない。

 指揮官は選手に結果を求めるが、それだけではない。「俺もガムシャラにやって、肩を壊したことがある。でも治った時に、戦力になる。(練習を)平均化してやると、伸びているのかどうか分からない。頭で考えても、行動しないと、つながらないよ」。選手として飛躍的に成長するには、自分を限界まで追い込む必要がある。仮にケガをしても、無駄にならないという。今キャンプでは千賀がマメをつぶして、調整が遅れた。しかしそれは自主トレからガムシャラにやってきた結果だ。「待ってあげようと思うよね」。前日7日には野球教室を終えた本多は室内練習場で打ち込んだ。指揮官は主力の取り組みをしっかりと見ている。だからこそ、若鷹にもそれ以上の努力を求めた。

 「使ってもらったら結果を残す、ではダメなんだ。使いたくなるような選手にならないと」。3年連続日本一はすべての力を結集しないと達成できない。B組の選手への期待の裏返しでもあった。【田口真一郎】