ソフトバンクが等身大の動画構想を練っていることが9日、分かった。この日、ブルペンの端に、ビデオカメラと47インチのモニターが設置された。「映像遅延装置」と言われるもので、撮影した投球フォームが自動的に数秒後に画面に映し出される。遅延は秒単位で設定可能で、選手それぞれの間合いで自らの姿を確認できる。投球練習後にはメーン球場に運ばれ、ロングティーの撮影にも使われた。

 「いわば、遅れて見える鏡です。他のスポーツでは使われています」と関本IT・データ分析担当。筑後市のファーム新施設に複数台、導入予定で、このキャンプでテスト使用した。実際に試した本多は「いい感じです。打って打球を見て、パッと映像を見る。映像もきれいですし。どういう打ち方をしたのかを見て、やり直せる。その場で見ると、すぐに実行しやすい」と好感触だった。好評なら、1軍にも導入する。

 さらにスケールの大きい計画がある。80インチという特大モニターを購入するプランがある。横177センチ、縦99センチの画面から、フォームをチェック。等身大の分析に近づく。今回の導入は、「映像解析に力を入れるように」と孫正義オーナーらソフトバンク本社首脳の意向が強かったという。工藤監督もハイテク装置の導入に賛同した。「自分の姿を見るのは、大事なこと。練習日の特打とかにいいかもしれない」と活用に前向きだった。あらゆる手段を使い、戦力の向上を目指す。