阪神金本知憲監督(47)と西岡剛内野手(31)が13日、また爆笑バトルを展開した。なんと飛び入りで早出特守とランチ特打に参加した西岡に、金本監督は「オーナーが来るから」と一蹴。西岡も「頑張ってアピールしても練習量が減らない」とジョークで返すなど笑いが止まらない。「激しく明るく」を地でいく金本-西岡劇場から目が離せない。
球場に最寄りの宜野座ICを降りた金本監督が、右手のグラウンドに視線を向けた。飛び込んできたのは、特守を受ける西岡の姿だった。メニュー表には鳥谷と横田だけが記載されていて、31歳は予定外の志願練習だ。それでも監督は「オーナーが来るからアピールじゃない? 計算ずくだろ?」と豪快に笑って一蹴した。
早朝から坂井オーナーが視察。30分以上も泥まみれになったのは、そのタイミングに合わせた演出では…と勘ぐった。西岡はその後、予定外のランチ特打にも登場し、オーナーの前で90スイングで9発の柵越えを披露。ちゃっかり金本監督にお願いまで出した。
「特守と特打をやったので、リレーを免除してもらえませんか?」。ニヤリと笑う西岡。すると監督も笑顔で「即刻ノー、却下!」と返した。西岡はしぶしぶ出場した運動会リレーで負け組に。罰ゲームのランニングに加え、坂本ら10人で声を出してグラウンドも行進させられヘトヘトだ。
「頑張ってアピールしても練習量が減らないのが分かった。もっと要領よくやろうと思いました」。一言言わずにいられない西岡のジョークに、金本監督も黙ってはいなかった。「(手は)抜かさんよ。俺の目はもっと輝くよ、西岡に」。ああ言えばこう言う。まるで漫画「トムとジェリー」のようないたちごっこだ。
金本監督が西岡をイジリ倒す。西岡も金本監督にちょっかいを出す。爆笑シーンがキャンプで日増しに増えている。金本監督が「手抜きの神様」「サボリ大魔王」と命名すれば、西岡も「監督には疲れた、疲れたとアピールしてるから常に監視されていますね」と笑う。
吉本新喜劇も顔負け。阪神の監督-選手間では異例の爆笑劇場は、互いの信頼関係が深まってきた裏返しだろう。対外試合からオープン戦とキャンプが進むにつれ、笑いと絆が太くなっていく。【松井清員】




