中日からのFAで加入した阪神高橋聡文投手(32)が14日、紅白戦に初登板し、3者連続奪三振のド派手なデビューを飾った。
先頭の上本に右翼へ三塁打を浴び、北條には死球を与えるなど無死二、三塁のピンチを迎えた。ここからが真骨頂。今成に追い込んでから2球粘られたが、2球続けた外角に入るスライダーで見逃し三振に切った。さらに売り出し中の陽川と江越には打撃をさせず、最後は空振りで三振を奪った。
「三振を狙いにいって、取れたのは良かったと思います。(変化球の)感じは悪くなかった」。ベンチに引き揚げた左腕は、安堵(あんど)の表情を隠せなかった。金本監督も「移籍して初めての実戦だから、打たれるところを見せたくない。いいところを見せようとする気持ちは分かる」と、02年オフに広島から阪神に加入した自身の思いを重ねた。
指揮官が監督就任後に自らが望んで、獲得したサウスポー。期待の新戦力の上々デビューに、金本監督は「左のワンポイントと言わず、右打者でも、1イニングいけると思った」とセットアッパー候補としての期待を高めた。【前原淳】



