日本ハム中田翔内野手(26)が、大谷へ超一流投手のタイトル奪取を厳命した。26日、沖縄・名護での春季キャンプは半日練習が行われた。今年も、後輩にノルマ付きのご褒美プラン「中田賞」を設定。大谷には、沢村賞獲得で豪華賞品をプレゼントすると約束したと明かした。昨季は15勝のノルマを定め、高級ブランドの万年筆を贈った。賞品は未定だが「チームとしても個人としても、翔平には期待しているから」と発奮材料で後押しする。

 超一流の投手へ、おとこ気で後押しする。中田が、後輩のステージアップへ一役買う。実力を認める大谷に、投手最高の勲章獲得を命じた。「チームとしても個人としても、翔平には期待しているからね」。後輩を対象にシーズン目標を設定させ、達成すれば豪華賞品の「中田賞」を、今年も実施。大谷と、沢村賞の獲得で希望賞品をプレゼントすると約束した。

 効果十分の、やる気倍増作戦だ。12年から始まった太っ腹な計画は、若手が多いチームで大きな効果をもたらしてきた。これまで1軍デビューで先発ローテーションを守った上沢、右の強打者として成長株の石川慎らがノルマをクリア。60万円以上のネックレスや高級ブランドのスーツケースを贈った。大谷は昨季、15勝の目標を達成。一流メーカーの万年筆のおねだりに応えるなど、効果を実感している。

 大谷にとって、リベンジの目標になる。沢村賞は昨季、勝利数など選考基準の4項目をクリア。最終選考まで残っていたが、落選した。5試合にとどまった完投試合数など、エースとして明確に課題と向き合うきっかけになった。ノルマ達成後の賞品も「中田さんがクリアしたときに、くれるものなので」と現段階では、頭にない。

 後輩の成長とともに、頼もしい背中を見せていく。中田はこの日、特打を敢行。今日27日の広島との練習試合(名護)へ、54スイング15本の柵越えと感触を確かめた。「(開幕前の)最後は、札幌ドームで気持ちよく終わりたいね」。後輩の成長をあおりながら、自身も頼もしい姿を見せる1年にする。【田中彩友美】

 ◆中田賞 14年春季キャンプで、上沢に「3勝したら好きなものを買ってやる」と約束。開幕3連勝でクリアすると「それはいかんわ。5勝にせい」と、5勝に修正。6試合目で5勝し、推定60万円以上の背番号型のネックレスを贈った。同年、石川慎には高級スーツケースとボストンバッグを贈っている。昨季、大谷にはノルマ15勝を設定。達成した大谷からは「自分で買わないもの」と万年筆をリクエストされた。今季は、レギュラー取りを目指す杉谷に目標を実現した場合には、フェラーリをプレゼントすることを約束している。