日本ハム大谷翔平投手(21)が応援大使を務める幕別町で「大谷バス」が運行されることが11日、分かった。同じく同町応援大使を務める市川とともに、投打の写真イラストが町内を走るコミュニティーバスにラッピングされる。14日から任期の12月末までの期間限定で走行予定。さらなる躍進を遂げそうな投打二刀流4年目の幕開けを前に、一足早く十勝の大自然をバックに大谷が爆走する。

 待望の新シーズンの到来を告げるように「大谷バス」が出発進行だ。日本ハムの開幕投手、大谷が応援大使を務める幕別町でプレミアムな車両がお目見えする。町民の足として、幅広い世代に利用されているコミュニティーバスが2台あり、市川とともに車体にデザインされることが決まった。土日が運休のため、11日の走行を終えた夜からラッピング作業を開始。週明けの14日から、新たな装いで走り回る。同町担当者は「大谷選手のように162キロのスピードは出しませんが、安全運転で町内を爆走予定です」と、楽しみにした。

 バスの内装も、大谷仕様に生まれ変わる。同町では2月19日に2次キャンプ地沖縄・名護を訪問。特産品で長芋の一種の「和稔(わねん)じょ」などを大谷、市川に贈呈して激励した。その際に撮影された写真などを車内に掲示する予定となっている。「5月に行う予定の、札幌ドームへの町民観戦ツアーの様子など、町民に大谷選手らを身近に感じてもらい、そして喜んでもらえるものにしたいです」(同町担当者)。運転手が球団のキャップをかぶり、大谷のユニホーム姿で勤務することも検討。縁を生かして、さまざまなアイデアを練っている。

 開幕まで、あと13日。2年連続、開幕投手の大役を務める大谷はここまで、投打で順調に調整を進めている。投手で20勝、野手で20本塁打と未到の目標を掲げ、突っ走る準備を着々と進めている。負けじと「大谷バス」も、十勝平野を爽快に走り抜けることになりそう。ちなみに乗車料は中学生以上は100円。小学生は50円で、小学生未満は無料だ。「町外の方にも、ぜひ乗ってもらいたい」(同町担当者)と、観光面でも期待の大きい特別車両。25日の開幕戦を前に、ひと足早くスタートを切る。

 ◆幕別町 1906年(明39)2級町村制施行、村名を幕別村とした。46年町制施行。06年忠類村を編入合併。人口2万7428人(2月末現在)。町名はアイヌ語「マクンベツ」(山ぎわから流れる川)から。パークゴルフ発祥の地として知られ、「パークゴルフとナウマン象のまち」としてPRしている。

 ◆179市町村応援大使 13年、日本ハムが、北海道に本拠地を移転して10年目を記念して行った「10th Seasonプロジェクト」の一環。選手が北海道内で町づくり、町おこしに寄与していく取り組みで、10年間で全市町村を回る予定。毎年、ファンフェスティバルで抽選が行われ、1市町村に2選手が応援大使となる。