好調ロッテ打線の1番候補に伏兵が現れた。細谷だ。プロ11年目で初めて、オープン戦も含む1軍戦で1番に座った。初回、中日大野の初球を振った。バットを折りながら三遊間深く、内野安打で出塁。犠打で二塁に進み、清田の右前打で先制ホームを踏んだ。「ビジターの1番打者。試合の入り方は違ったけど、初球から甘いところは行くぞ、というのを見せたかった。見逃しストライクなんか取られたら、投手を乗せてしまう」と胸を張った。

 伊東監督は「じっくり見るタイプではない。こういう起用もある」と「1番細谷」にうなずいた。日本ハム大谷と当たる25日の開幕戦。攻略のポイントに、大谷でも比較的安定感を欠く初回を挙げる。カギとなる1番打者は未定のまま。荻野、中村、岡田らも候補だが、「打つヤツを使う」と打撃好調の細谷を試した。

 この日は今年初めて三塁を守った。出場機会を増やすため、今春キャンプからずっと外野を守っていた。久しぶりの本職に「疲れました」と打ち明けたが、すっかりなじんだ黄色の外野用グラブで5度の守備機会をこなした。2打席目以降は1四球2三振。「4回立って2度出塁。でも、もっと打って出られるように。長打が欲しい。(7回は)3球三振。粘らないと」と反省した。開幕戦の1回裏、最初に打席に向かうのは誰なのか。「チャンスがあれば、ぜひ!」。元気よく話した。【古川真弥】