巨人OBの松井秀喜氏(41)が2日、この日スタートしたBSジャパンの新番組「日経FTサタデー9」にゲスト出演した。

 野球解説以外では「記憶にない」という生放送で、古巣の4選手が関与した野球賭博問題について語った。石川・星稜高の後輩、高木京介元投手(26)が1年間の失格処分を受け「もちろん残念なこと。同じ郷土の同じ高校の後輩である高木選手がその1人であったということは、非常に私としても野球ファンの皆さまに申し訳ないなという気持ちは心の中にある」と話した。

 野球賭博は「駄目なものは駄目。何が駄目かというと、八百長につながる恐れがあるということ。そういう意味で絶対に駄目だと思います。12球団の選手全員がその意識を持つしかないと思います」と、2度と繰り返してはいけないと訴えた。さらに「もう50年近く前、黒い霧事件がありましたから。現在までの中でそういう意識が少しずつ薄れてきちゃったのかもしれません」と、歴史を忘れないことも重要だとした。