プロ野球のキャンプ12日目! 担当記者が選んだ「今日の一番」を紹介します。


阪神ドラ2小野泰己フリー打撃で好投

 阪神ドラフト2位小野泰己投手(22=富士大)がフリー打撃の打撃投手として初マウンド。新外国人のキャンベル相手に35球を投じ、安打性の打球を3本に抑えた。

 直球を外角に集め、キャンベルが振り遅れるシーンも目立った。小野は「初めて打者相手に投げたけど思ったより良かった。指に掛かったときのボールもそこそこいい球がいっていた」と納得顔だった。【阪神担当 梶本長之】

キャンベル相手に打撃投手で登板した小野(撮影・加藤哉)
キャンベル相手に打撃投手で登板した小野(撮影・加藤哉)

工藤監督、ファンに野球カード手渡し

 今年も工藤公康監督(53)がファンサービスとして、オリジナルベースボールカードを配っています。

 この日は今キャンプ最多の350枚を手渡し。宿舎などで時間をみつけてはペンを走らせたすべて直筆サインです。最近では「監督、サインください」ではなく「監督、カードください」と言うファンも多くなっています。【ソフトバンク担当 石橋隆雄】

ソフトバンク工藤監督はファンにカードを配る
ソフトバンク工藤監督はファンにカードを配る

広島野村162球!新人4選手くぎ付け

 この日ブルペンで最多162球を投げ込んだ広島野村祐輔投手(27)が、1軍キャンプ1日体験の高卒新人4選手の目をくぎ付けにした。

 野村の球を受けたドラフト4位の坂倉将吾捕手(18=日大三)は「本当にコントロールが良くて、初めて見るようなボールでいい経験になりました」と振り返ると、同5位・アドゥワ誠投手(18=松山聖陵)も「コントロースがすごくいい。捕手のミットがほとんど動いていなかった」と驚いた。

 ブルペン投球後に見つめた同2位の高橋昂也投手(18=花咲徳栄)もプロのレベルを痛感させられた。「テンポ良く、コントロールがいいなと本当に思った。このくらいの制球力、切れがないと1軍で通用しないんだなと自分の目で感じました」。

 高卒新人を1日体験させた首脳陣の思いに、昨季2冠右腕が投げる姿で応えた。【広島担当 前原淳】


ロッテ井上晴哉、巨体ながら結構速い

 ロッテは12日、前日に続き、台湾・ラミゴとの交流試合を行った。

 一番多くダイヤモンドを走ったのは、井上晴哉内野手(27)だ。

 「4番一塁」で先発出場。1回無死満塁で右翼フェンス直撃の当たりを放つと、一気に三塁を陥れた。117キロの巨体ながら、50メートル6秒6。加速すれば結構、速い。三塁まで進んだことで、次打者の左飛で生還できた。さらに、4回の第3打席では左中間二塁打を放った。

 「(第1打席は)高めにきたら右方向に打とうと思ってました。狙い通りの打撃です。スリーベースは狙ってませんけど」と笑ったが、チームとして取り組んでいる「次の塁を奪う走塁」ができたことを喜んでいた。

 デスパイネが退団し、打線の長打力が課題。井上は「チャンスと思っています」と、売りの打撃でレギュラー奪取を狙っている。【ロッテ担当 古川真弥】

1回表ロッテ無死満塁、走者一掃の先制3点適時三塁打を放つ井上(右)(撮影・江口和貴)
1回表ロッテ無死満塁、走者一掃の先制3点適時三塁打を放つ井上(右)(撮影・江口和貴)

中日石岡、1番で驚きを与える2ラン

 チーム一番始めの実戦で「1番」に座ったのは2年目の石岡諒太内野手(24)だった。

 俊足とフルスイングが身上のホープは「1番一塁」でスタメン出場。4打席凡退で迎えた7回、完璧にとらえた打球はライナーで右翼奥のネットをとらえる2ラン。

 もう少しで場外にという当たりは、2本塁打したゲレーロに勝るとも劣らない驚きを与える一撃だった。

 一塁のレギュラーはもちろんビシエド。だが、走力を駆使した野球を目指す森繁和監督(62)は一塁石岡、左翼ビシエドというオプションも考えている。「本塁打は大きいが、打席で自分のスイングができたことが大きいです。結果としてあの1本だけでしたが、打ち損じでもしっかり振れた。でも追い込まれてから、少し当てにいく感じも自分の中であった。そこもしっかり振っていくのが自分の課題です」。チームに新たな風を吹かせる雰囲気をもっている。【中日担当 柏原誠】

中日対ハンファ 7回裏中日1死三塁、石岡は右越え2点本塁打を放つ(撮影・前岡正明)
中日対ハンファ 7回裏中日1死三塁、石岡は右越え2点本塁打を放つ(撮影・前岡正明)