プロ野球のキャンプ13日目! 担当記者が選んだ「今日の一番」を紹介します。


広島堂林の死球&二塁打&好守に大歓声

 今キャンプ初めて行われた紅白戦で、集まった1200人のファンから最も大きな歓声を受けたのは、白組3番の堂林翔太内野手(25)だった。

 1回の打席で死球を受けた堂林は、3回2死走者なしから塹江敦哉投手(19)の内角真っすぐにうまく反応して左中間へはじき返した。白組唯一の長打となる二塁打に、活躍を期待するファンから大きな拍手が送られた。「ああいう打席が増えれば、見られ方も変わると思う。ちょっと差し込まれましたが、うまく回れた」。挑戦中の外野でも左翼でスライディングキャッチを見せるなど、ファンを沸かせた。【広島担当 前原淳】

紅白戦、3回裏白組2死、堂林翔太は左中間へ二塁打を放つ(撮影・栗木一考)
紅白戦、3回裏白組2死、堂林翔太は左中間へ二塁打を放つ(撮影・栗木一考)

阪神北條「1番遊撃」で成長ぶり見せた

 阪神北條史也内野手(22)が13日、練習試合・DeNA戦(宜野座)に「1番遊撃」で先発出場。二塁打2本を含む3安打と大活躍をみせた。

 3回1死。カウント2-2からDeNA先発今永の直球を強振した。昨シーズン4打数無安打と抑えられた苦手左腕から左中間を抜ける二塁打を放った。「タイミングが合ってなかったけど、追い込まれてから修正できた。自分のスイングができました」。

 さらに5回には平良から中前打、8回には平田から左翼線への二塁打。異なる投手から打った3本で、昨季からの成長ぶりと対応力の高さをみせつけた。【阪神担当 梶本長之】

8回裏阪神2死、北條史也は左二塁打を放ち、3安打とする(撮影・宮崎幸一)
8回裏阪神2死、北條史也は左二塁打を放ち、3安打とする(撮影・宮崎幸一)

オリックス、師弟愛あふれるキャンプ

 13日のオリックスは、師弟愛のあふれるキャンプになった。アップ開始早々、ドラフト1位の山岡泰輔投手(21)が昨年まで所属した東京ガスの菊池壮光(たけみつ)監督が到着。ブルペンで、山岡の投球練習を見守った。山崎福の高校の恩師、日大三の小倉全由監督や若月の恩師、花咲徳栄の岩井隆監督らも紅白戦を観戦。また昼前には、大院大の西山正志監督、野球部長を務める国定浩一教授らが、阪神から移籍した金田の激励にやってきた。

 前日12日に紅白戦を観戦した宮内オーナーが「金田はいいね」と、獲得を喜んだ。オーナーの歓迎コメントを伝える紙面を読みながら大阪から飛んできた西山監督は「うれしいですね。こうやってチャンスをいただけたのだから、チームに貢献してほしいです」と教え子にはっぱをかけた。熱烈な阪神ファンで知られる国定教授は「頑張れよ」と激励。その一方で、金田とのやりとりを見守っていた報道陣に「阪神もよろしく」と言い置いて、オリックスキャンプをあとにした。【オリックス担当 堀まどか】

ブルペンで投球するオリックス山岡
ブルペンで投球するオリックス山岡

ソフトバンク張本の献身守備に生活感?

 初のA組キャンプに抜てきされている育成出身4年目の張本優大捕手(26)が献身的な守りで首脳陣に開幕ベンチ入りをアピールした。

 シート打撃の守りで、育成吉本のワンバウンドする球を何度も体を張って止め、後ろへそらさなかった。達川ヘッドコーチは「サッカーのGKみたいだった。生活感がにじみ出ていた。いいものを見せた」と独特の表現で一番にほめた。

 張本は「ワンバウンドを止めたら投手も安心する。捕手として一番大事なこと。1球1球を大事にしたい」と話した。打撃でも侍に選ばれた千賀から右前打を放った。昨年7月に支配下登録された大卒4年目が、下積みで積み重ねてきた成果を発揮している。【ソフトバンク担当 石橋隆雄】


日本ハム中田圧巻!場外弾75本見せた

 日本ハム中田翔内野手(27)が圧巻のアーチショーを見せた。

 左翼ポール方向へのロングティーで場外弾を連発。152スイングで75本も場外へ打球を飛ばした。ちなみに柵越えは129本。

 上空は左翼方向へ風が吹いており、ホームベース付近からも7~8メートルほど前に出て打っていたが、外野後方の名護湾へ届かせるのではないかという勢い。

 左手首痛を抱えており、フルスイングではないものの、打球を飛ばす技術も持ち合わせている主砲。第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも主軸の働きが期待され、頼もしい姿を1軍合流初日から見せた。【日本ハム担当 木下大輔】

青空に向かってロングティーを行う日本ハム中田(撮影・井上学)
青空に向かってロングティーを行う日本ハム中田(撮影・井上学)

ロッテ江村、延々と100球二塁へ送球

 ロッテで13日に一番多く送球練習を行った捕手は、江村直也捕手(24)だ。

 全体練習終了後、室内練習場にこもった。英二投手コーチがマウンド前から投げる球を捕球し、二塁への送球を繰り返した。延々と約100球を数えた。

 自主的に行った。「自分が投げる球に納得いってないので。(送球の際に)頭が動いたり、タイミングが合わなかったり、左手の使い方も良くない。技術がないので練習するしかないんです」と意図を明かした。

 ドラフト7位の宗接唯人捕手(22=亜大)が加わり、若手捕手の争いは激しさを増している。「負けられませんよ」と力強く話した。【ロッテ担当 古川真弥】

ロッテ伊東監督(右)が見つめる中、送球練習を行う江村捕手(撮影・江口和貴)
ロッテ伊東監督(右)が見つめる中、送球練習を行う江村捕手(撮影・江口和貴)