日本ハムの新・勝利の方程式が、盤石の初陣を飾った。2点リードの6回から、連覇を目指すチームが真骨頂を発揮した。今季初登板の谷元圭介(32)-宮西尚生(31)-増井浩俊(32)-クリス・マーティン(30)が無失点継投で、チームの今季初勝利を呼び込んだ。「非常に緊張して見ていた」と、緊迫感に満ちたシーンを振り返った栗山監督は「(救援陣は)うちの生命線。みんな自分の仕事をしてくれた」と、たたえた。
流動的ながら、新たな姿を披露した。8回、増井が投入されセットアッパーを務めた。1安打を許したが、最速152キロの直球を主体に無失点。今季から指揮官に志願し、先発から抑えへ再転向を目指している。増井は「(8回の登板に)違和感はなかったです。まずは良いスタートが切れた」と及第点。9回にはマーティンが登板し、勝利で締めた。栗山監督は「状況によって(抑えは)変えますけど、基本形というか…。増井の位置は決めていない」と思案を巡らせているが、固まっている大枠を堂々、披露した。
吉井投手コーチは「8回も9回も、どっちも大事。(増井は)何も心配していない」と信頼を寄せる。石川直や公文ら勢いある新戦力もブルペンに控えるが、経験豊富な4人が基本的に勝ちパターンの主力になる。2年連続の頂点へ、新・勝利の方程式がフル回転していく。【田中彩友美】



