エースとして、負けられない。多くの報道陣に囲まれた楽天則本の横顔は、決意に満ちあふれていた。チームとして、昨年から11連敗中の西武菊池と今季初めて投げ合う。CS初戦という大舞台。決戦の地メットライフドームで気合を入れ直した。
則本 昨年からいいようにやられている。勝つことだけを考えて。勝ちにこだわっていきたい。
個人としてもリベンジマッチとなる。昨年、菊池とは3度マッチアップ。唯一の黒星は、メットライフドームだった。「昨年の後半あたりから手のつけられない感じになって。今年はさらに磨きがかかっている。僕はもうとにかく一生懸命投げるしかない」とがむしゃらに、腕を振る。
先手必勝で、一気にたたみかける。初戦勝利したチームの突破率は91・3%。梨田監督も「初戦を取ったチームが有利と聞いている。下から行くので、怖いものはない。ドンと胸を借りるつもりで」と、言った。メットライフドームで行った全体での練習の前には選手、コーチを前に「短期決戦。何が起こるか、分からない」と伝えた。下克上日本一へ向けて、まずはエースが初陣を飾る。【栗田尚樹】



