開幕1軍入りの崖っぷちに立たされた。日本ハムは15日、限局性腹膜炎のため都内の病院に入院しているドラフト1位の清宮幸太郎内野手(18=早実)が当面の間、治療に専念すると発表した。当初はこの日に退院し、17日からの練習再開を見込んでいたが、球団の判断で大事を取って早期復帰は断念。今後は点滴治療などを継続し、戦列復帰に向けたスケジュールを19日に組み直すことになった。

 清宮の開幕1軍入りが現実的に厳しくなってきた。退院予定のこの日、球団から当面は治療に専念することが発表され、戦列復帰のスケジュールが白紙に戻った。出席は未定だが、今日16日に早実の卒業式を控えることなどから実家に一時帰宅する。だが、通院で点滴治療などを継続することになった。札幌市内の球団事務所で取材に応じた吉村GMは「退院とは言い切れない。今後のことは19日に判断します」と説明した。

 将来を見据えた措置が取られた。当初は17日にも練習再開が見込まれていた。12日に都内の病院へ入院してから、限局性腹膜炎の症状も落ち着き、検査の数値も良化するなど経過は順調だった。しかし、チーム再合流は延期。万全の状態に戻すことを最優先した形だ。順調に体調が回復したとして、練習再開は早くて20日からとなった。

 20日以降のオープン戦は残り5試合しかない。12日に戦線離脱してから1週間以上のブランクが空くことも確定し、いきなり実戦復帰となる可能性は低い。ここまでオープン戦7試合に出場し19打席連続無安打(15打数無安打8三振)。それでも栗山監督が1軍帯同を続けてきたのは、結果より経験を積ませることを優先してきたからだ。だが、体調が万全でなければ30日の西武との開幕戦(札幌ドーム)で戦力となることは出来ない。

 まずはコンディションを、しっかり元に戻すことが先決になる。栗山監督は前日14日、清宮の開幕1軍入りについて聞かれ「しっかりと見極めていきたいし、間違いのないようにやります」と、最後まで可能性を探ることを明言している。近い将来の主力として開幕の舞台を経験させるのか、それとも2軍スタートとするのか。今後の経過を見ながら慎重に判断することになりそうだ。【木下大輔】