21日の練習中に左ふくらはぎを痛めていた広島新井貴浩内野手(41)が、30日の開幕・中日戦(マツダスタジアム)に出場しないことになった。チームは23日、病院での検査結果を「左腓腹(ひふく)筋挫傷」と発表した。

 松原チーフトレーナーは「比較的損傷度が小さかったのが幸い」としたが、開幕戦出場については「チームにも本人にも理解してもらって、しっかりリハビリして治してから戻ってもらう」と否定した。本人は出場したい意向を示したというが、回復後に合流することになった。

 プロ20年目の大ベテラン新井はチーム2連覇に貢献。昨年は打率2割9分2厘、9本塁打、48打点の成績を残した。チームの精神的支柱だけに、大きな痛手となる。