巨人が2夜連続の逆転負けを喫し、5連敗で12年4月25日以来6年ぶりの単独最下位に沈んだ。

 前日に続く悪夢だった。1点リードの8回に“勝利の方程式”の沢村拓一投手(30)がマウンドに上がる。DeNA大和、筒香を打ち取り、テンポよく2死とする。

 だが、ここから打ち込まれた。ロペス、宮崎に連打を浴びて2死一、三塁として迎えた打者は乙坂。カウント2-0から153キロ直球をはじき返された。打球は右翼手亀井の頭上を越す、逆転の2点適時二塁打。その後も打線の勢いを止められず、桑原、戸柱に連打を浴びて、5連打で4失点となった。

 沢村は「チームが勝ちに行く中で僕を使っているので、連敗を止められなかったのは僕の責任。使ってくれた監督、コーチ、野手のみなさんに申し訳ない」と話した。

 前日10日は勝ちパターンの継投である上原が打ち込まれて逆転負け。中継ぎ陣の不調に斎藤雅樹投手総合コーチ(53)は「痛いね。2アウトからだけど、打たれ出すと止まらないね。逆転した後だから1点で抑えてもらえれば勝負になった。彼くらい経験のある投手でも止められない。ロペスか宮崎かどちらかを抑えればよかったけど、2人とも出してしまった。明日頑張ります」と、DeNA打線の勢いを止められなかったと話した。

 村田真一ヘッド兼バッテリーコーチ(54)も「勝ち得るピッチャーが負けるのはこたえる。チームとして8回、9回でひっくり返されるのが1番辛い」と終盤での痛い逆転負けだったとコメント。打線も10安打を放ちながら3得点と投打でかみ合わない状況をなげいた。

 それでも2点を追う6回には打者一巡の攻撃で一時勝ち越すなど、執念を見せた。坂本勇人内野手(29)は「なかなか一つ勝たせてくれない。やるのは選手だし、打破するのは選手。暗くなりがちだけど、しっかりやることをやって、明るく臨めれば良い時が来ると思うんで。前向きにやっていく」と連敗脱出へ、前を向いた。