ヤクルト山田哲人内野手(25)が雄平の決勝打をお膳立てした。完封目前から同点に追いつかれて迎えた延長10回、先頭打者として阪神ドリスから左翼線への二塁打で出塁。山崎の犠打で三進し、雄平の左前打で決勝のホームを踏んだ。

 8回には2号ソロを放つなど、12日の中日戦の3安打に続くマルチ安打をマーク。「(本塁打は)久々に良い角度で打てた。(二塁打は)抜け球が多かったので、内角に来たら引っ張ろうと思っていました」と振り返った。

 ただ、心配な出来事もあった。延長10回の打席の初球を強振した打球が、左すね付近に直撃した。そのままプレーを続行したが、その裏の守備から奥村と交代。2016年8月24日の中日戦から続けてきた連続フルイニング試合出場が「181」でストップした。小川監督は「大丈夫だと思うけど。(交代は)大事を取って」と説明。山田哲は試合後、患部をアイシングしながら自力歩行でチームバスへ移動。「ひたすら(患部を)冷やします」と気丈に話した。