プロゴルファーの松山英樹(26=LEXUS)が、始球式に登板した。

 親交のあった故星野仙一元監督(享年70)の代名詞とも言える背番号「77」で登場。115キロの速球は、ショートバウンドで捕手のミットに収まった。

 目標は120キロだった。前日まで2日連続で、投球練習を50球程度ずつ行ったという。「右肘が張っていましたね」と笑い「緊張して、投げ方が分からなくなりました。でも球場に入った時にお客さんが迎えてくれてうれしかった」と振り返った。

 東北福祉大出身で宮城で大学時代を過ごした。「震災があって、直後にマスターズに出場した。あの時の東北の方のメッセージがなければ、今の自分はいないと思う。出来ることは少ないかもしれないけど、少しでも復興に向けて出来ることをしていきたい」としみじみ語った。

 先週までマスターズに出場した。今後については「まだ決めていません。メジャーで期待されていると思う。1つ、1つの試合を勝って、もっと期待してもらえるように、優勝できるように頑張りたい」と抱負を口にした。