ロッテが「8番右翼」でスタメン出場した平沢大河内野手(20)のサヨナラ右前打で勝利。交流戦の勝ち越しを決めた。

 1点を追う9回裏に巨人守護神カミネロを攻め、無死満塁の好機をつくった。ここで代打三木亮内野手(26)がたたきつけるバッティングで、高く跳ねる投ゴロを打って同点に。さらに平沢が1死二、三塁から138キロフォークを右前に運んだ。井口監督は「平沢は、この何日か早出と居残りでバッティングしている姿を見て、非常に調子が良かったので。今日は何とかやってくれると思った。三木もしっかりつないでくれて。若い選手がしっかりやってくれたのは大きい」と、同点打、サヨナラ打の2人をたたえた。

 5月24日の日本ハム戦以来のスタメン出場となった平沢は父の日に活躍したことについて「こういう日に活躍できてうれしいです。でもこういう日じゃなくても1試合1試合しっかりやるのが僕の立場。チャンスを生かすことができてよかった」と喜んだ。