7月13、14日の「マイナビオールスターゲーム2018」のファン投票の最終結果が25日、発表され、セ・リーグ先発投手部門で中日松坂大輔投手(37)が西武時代の06年以来12年ぶりに選出された。第2戦の舞台は熊本・藤崎台県営野球場。16年の地震で被災した際には復旧を支援するため1000万円を寄付している。「もしマウンドに立てたら、今まで感じたことのない特別な感情を持って投げることになる」と感慨深げに語った。
復活ロードを歩む松坂にとって球宴は重要なマイルストーンになる。約39万票を集め、独走による1位選出だ。日本球界復帰から4年目。右肩手術などを乗り越え、今季は3勝を挙げた。目標のローテーション入りはまだ果たしていないため、複雑な表情を見せながらの記者会見になった。「フル回転で頑張っている投手が他にいるので、正直、申し訳ない気持ちもあるんですが、久しぶりに開幕から投げて、いくつか勝つことができて、見ている人に評価してもらえたんじゃないかなと思う」。
球宴の舞台は運命的とも言える場所だ。第2戦は熊本。16年に地震で被災した藤崎台県営野球場に復旧のための寄付金を贈った。
松坂 まさかこういう形で行くことができるとは思ってなかったので、何か縁を感じますね。もしマウンドに立てたら、今まで感じたことのない特別な感情を持って、投げることになる。九州ではなかなか投げている姿を見せることができなかった。まずは元気な姿を見せることができたらいいと思う。
3年間在籍したソフトバンクでは公式戦の登板は1試合。九州では1度もマウンドに立てなかった。特別な思いを抱くのも当然だ。
17日に背中を捻挫し、西武戦の登板を回避。すでにキャッチボールを再開しており、慎重にリハビリを進めている。「そのために早く治したいと思っている。オールスター前には投げたい」。順調に回復すれば、7月3日からの阪神戦(甲子園)ヤクルト戦(ナゴヤドーム)の6連戦で復帰する可能性がある。「投げられなかったら打席に立ちたい」とちゃめっ気たっぷりに話し、球宴の打者出場にも意欲を見せた。怪物右腕はオールスターの常連だった。12年ぶりの舞台は復活を目指す自らにとって、大きな活力になる。【田口真一郎】



