金本阪神も西野ジャパンばりの不屈の精神ではい上がる。25日の未明にサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本が格上のセネガル相手に激闘し、執念でドローに持ち込んだ。金本知憲監督(50)も興味津々で「次、いつや、サッカーは? 何時から?」と逆取材した。
深夜の試合だけに「20分だけ見て寝た」と笑わせたが、チームを率いる立場として、日本代表の奮戦ぶりに刺激を受けたようだ。1次リーグ3連敗もありえるなどとされ、戦前の下馬評は低かった。感心したように「チームの波ってあるよね。ちょうど上向くときか…」と深くうなずいた。
さらに声をはずませる。「(セネガルは)身体能力が違うもんな。ぱっと見ていて。ジャンプの高さ! 速さもな。体重も10キロくらい違うやろ。スピードが1・5倍で、体重が10キロ違う。普通、勝てんよ」。深夜のサッカー観戦で、体格差を補う、イレブンの組織力の高さに舌を巻いた。
競技こそ違うが、苦境に陥る自軍にとっても励みになる戦いぶりだろう。22日にリーグ戦再開後も広島に悪夢の3連戦3連敗。貧打を打開できず、2年ぶりの単独最下位に沈む。それでも指揮官は前を向く。「関係ないよ。去年も5月中旬くらい、うちが1位にいたから。1位でも最下位でも(まだ)関係ないよ」。長丁場のシーズンは残り78戦ある。周囲の雑音に目もくれず、西野ジャパンばりに戦陣を整え、逆襲に打って出る覚悟だ。【酒井俊作】
◆サッカーW杯期間中の阪神 06年ドイツ大会以降は3大会連続勝ち越し中。前回14年大会は12勝7敗1分けの6割3分2厘で、同年の公式戦2位からのCS初突破へつなげた。



