広島が、球団初の3連覇を達成した。優勝マジック1のまま2日間足踏みしたこの日、2位ヤクルトとの直接対決に大勝し、3年連続9度目のセ・リーグ優勝が決まった。本拠地での胴上げは27年ぶり。緒方孝市監督の優勝会見は以下の通り。

-3連覇について

緒方監督 今シーズンはちょっと長かった。当初から厳しい試合が多く、けが人も多くて、安定した戦いが出来なかったという思いだったんで、3連覇につながったというのは、選手達の頑張りだと思う。シーズンを通した戦いの中で、若い力、新しい力が今年も出てきてくれたなと。そういった中で、自分たちの最後まであきらめない野球、そういう野球を1試合1試合積み重ねて戦えたなと。

-苦しい長いシーズンで勝ち取れたのは手応えがあるのでは

緒方監督 カープの野球って周りから見たら攻撃力がクローズアップされがちだと思うんですが、自分の目指す野球は、投手を中心とした守り勝つ野球。それを選手に対して求めているところがある。田中、菊池、そして丸、会沢のセンターラインが守りっていうのを自分の中で失点を防いで、守りから勝ちの流れを持ってこれるような試合展開をしてくれるので、それが3連覇につながったと自分の中では思っている。

-新しい力も出てきた

緒方監督 名前を出せばアドゥア、フランスア。投手陣の中ではこの2人。野手では丸がケガしたときに野間がいい活躍をしてくれた。安部が不調だったときは西川がカバーしてくれた。そうした新しい力も本当にチームの力になってくれた。

-昨季悔しい思いをした短期決戦が待っているが

緒方監督 リーグ優勝というのはゴールじゃない。日本一というゴールに向かってチーム一丸となって向かいたい。