DeNAの本拠地・横浜スタジアムの増築・改修工事が行われている現場が15日、初めて公開された。19年3月に完成予定で、段階的に工事が進められているバックネット裏の屋上テラス・個室観覧席と右翼側観覧席からの眺めが披露された。20年には左翼側観覧席が完成し、野球・ソフトボール競技メイン会場となる東京五輪までにすべての改修を完了させる。現在は、全体の約50%の工事が終了している段階という。

バルコニー付きの個室観覧席は、約30部屋を予定している。屋上テラス席は、グラウンドから約31メートルの高さ。屋根はなく、日よけを設置する予定。現在は躯体工事が行われており、今後内装工事に入る。

右翼側観覧席の一部は屋内練習場の上に位置しているため、別構造をはめこむ難易度の高い工法がとられた。今後、シートと手すりが設置され、約3500席の増設となる。

株式会社横浜スタジアムの葛西光春常務取締役は「(DeNAの)シーズン終了後から、工事は佳境に入っています。左翼側スタンドのくい打ち工事も既に始まっており、全面展開をしているところです。来季は、超満員のお客様を迎えたいと思っています」と話した。