鉄腕ドラ1が余裕の3連投! ヤクルトのドラフト1位清水昇投手(22=国学院大)が23日、埼玉・戸田球場での新人合同自主トレで3日連続、通算8度目のブルペンに入った。

座った捕手を相手に、カーブ、スライダー、カットボール、ツーシームを交え41球。「前よりは良くなっていますが、まだまだです。(肩や肘の)張りもないですね」。この時期の新人としては異例とも言えるブルペン3連投を終えた右腕は、疲れも見せず冷静に話した。

21日は小川監督が見守る中で45球、22日にはここまで最多の68球。3日で計154球を投じたが「球数よりも、1球に対する強さや質を意識しています」と平然とした表情だ。

先発ローテ入りも期待されるが、これほどのタフネスぶりを見ると、リリーフ起用を考えたくもなる。清水も「まずはやってみて、自分の適性が出てくれば。(役割に)対応してやっていこうかな」と先発、リリーフどこでもOKの構えだ。

「朝から寝るまで野球をする環境にも慣れてきましたし、充実しています」。キャンプインまであとわずか。このままのハイペースで突き進む。【鈴木正章】