ソフトバンクが14日からの西武3連戦で、プロ2年目トリオを先発に立てる。

初戦は右腕の椎野新がプロ初先発。15日は大竹耕太郎、16日は高橋礼が続く。同期入団で同学年の3人が同一カードのローテーションを組む。ヤフオクドームで投手練習に参加した椎野は「これから先あるかないか分からない。面白いですよね、非常に」と笑みを浮かべた。

先陣を切る椎野に求められるのはショートスターターの役割だ。14日は救援陣でつなぐ「ブルペンデー」として臨む。今季は救援で1試合。昨年もシーズン、CSで1試合ずつ中継ぎ登板のみの右腕は「自分の出せるところまでいきたい。3連戦の頭ですし、流れが来るように強気に攻めたい」。工藤監督も「ひとまわりいってくれれば。よければもう1回というのはあるけれどね。1人1人いけるところまでいってほしい」と期待した。

先発として“先輩”になる3戦目の高橋礼は、前日12日に寮の風呂場で椎野と語り合った。「3人で3勝できたらいいですけど、自分たちの力を出せたら一番いいね」。西武打線のイメージなども共有した。2戦目に臨む大竹も「まさか3人で先発とは。椎野が上がってきて、ぼくも礼もうれしい。まずは椎野のピッチングを参考にさせてもらおうかな」とうれしそうに話した。ここ5試合中3試合でリリーフが打たれ逆転負け。若き先発陣で、悪い流れを変える。【山本大地】