西武山川穂高内野手(27)の「嫁へのプレゼント作戦」はうまくいかなかった。16日は真衣子夫人の誕生日。15日に第1子を生んでくれたばかりの夫人へバースデーアーチを送りたいと意気込んだが、左前打1本に終わった。勝てば1・5ゲーム差以内に4チームひしめくはずだった混パもおあずけ。ソフトバンク高橋礼に抑え込まれ、チームの連勝は3で止まった。

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西武山川がサブマリン相手に不発に終わった。直近の3戦5本塁打と量産態勢で迎えた一戦。7回に、今季無安打に抑えられていたソフトバンク高橋礼から左前打を放つも、期待のアーチは描けなかった。

12日の母の日、第1子となる長女が誕生した前日15日と祝砲をあげていたが、真衣子夫人の誕生日のこの日は下手投げに苦戦。「ただでさえ変わった投げ方してますから、試合の中でやっていくしかない。次当たったときには、これかなというのは見えてきた。気づいたのが遅すぎました。完敗です」と潔く言った。

前夜に約1年ぶりとなるヤフオクドームでの勝利を飾り、この日勝てば首位と1・5ゲーム差だった。序盤に封じ込まれ、先発榎田の好投を援護できず。散発5安打1得点に、辻監督は「展開的にはよかった。理想的だったけど、追い越すことができなかった。また明日頑張ります」と切り替えた。