ヤクルト青木宣親外野手(37)が力強いスイングでNPB通算100号の節目を決めた。先頭で迎えた4回。カウント1-2からDeNA今永の低め149キロ直球を左翼席へ運んだ。「追い込まれていたし、強く振ることはいつも一緒。いい角度で上がってくれた」と振り返った。

昨季127試合で10本だった本塁打が、今季は出場40試合目にして6号。メジャーから7年ぶりに復帰した昨季は、日米の違いに苦しんだ。1年過ぎて、ようやく日本の投手に慣れた。4月2日DeNA戦(神宮)では、フルスイングで今季1号が生まれ「去年だったら、入っていないと思う」と手応えをつかんだ。「今年は、自分の中にタイミングのとり方がなんとなくある。あれこれ調整を考えなくていい。去年は、思い切り振ったことはなかったけど、今年は強く振れている」と2年目の変化があった。

ケガで離脱していた坂口とバレンティンが復帰。開幕スタメンの1~5番がそろった。「2人が戻ってきてくれて、心強い。だから余計に、今日は勝ちたかった」。強力打線の中心打者として、勝利を追い求める。【保坂恭子】

▼通算100本塁打=青木(ヤクルト) 17日のDeNA7回戦(神宮)の4回、今永から今季6号を放って達成。プロ野球292人目。初本塁打は05年4月6日の中日2回戦(神宮)で落合から。