巨人ドラフト1位左腕の高橋優貴投手(22)が、現役引退を表明した上原からの言葉を胸に新人王を目指す。

20日、川崎市のジャイアンツ球場での投手練習に参加。「自分の父や母の方が年が近いですし、そういった年代でも、ああやってプレーできることはすごいと思います。それは若い時にずっと努力してきたことだと自分は思いますし、そういった中で、今でも必死に練習されている。そういった姿を見て、やっぱり自分もそういったところを見習わなければいけないなと思います」と22歳年上の右腕から学んだことを口にした。

上原は1年目の99年に20勝をマークし新人王を獲得。高橋はここまで6試合に登板し、3勝、防御率1・98と安定した投球を見せている。「『新人王を取って、いつもそういうところを狙っていけよ』という話をしていただきましたし『夏場とかはしんどくなると思うけど、頑張ってほしい』と言っていただけたので、何とか自分もその言葉を受けて、期待に応えられたらなと思います」とシーズンを通じた活躍へ意気込んだ。

先発予定の20日DeNA戦は、地元茨城・ひたちなか市民球場での開催。「ひたちなか市生まれで。ひたちなかで試合ができるので、そういう喜びを感じながら、いろんな人が見に来てくださると思いますし、そういう中でそういう方たちに感謝を持って投球できればな、と思います」と凱旋(がいせん)登板での好投を誓った。