ソフトバンク工藤公康監督がひらめきの采配で勝利にこだわった。今季はフルでマスクをかぶることが増えていた捕手の甲斐に6回の打席で代打を送り、1点リードの7回からベテラン高谷がリリーフ陣を引っ張った。

今季11試合目の出場となった高谷は武田、モイネロ、森をリードし逃げ切り勝利に貢献。工藤監督は「1点差ということもあった。今日はベテランに任せました」と話した。森ヘッドコーチも「7、8、9回は危ないんじゃないかというところで、高谷にスイッチした。嫌な流れだった。流れを変えてほしいと。試合に出ていなくても、ああいうところをずっと観察している。さすがやね。替えることは簡単やけど、(甲斐)拓也にも成長してもらいたいから。難しいところ。今日は監督のひらめきじゃないかな」と説明した。