横浜スタジアムに、タレント柳沢慎吾が戻ってきた。

DeNAの球団イベント「交流戦SERIES」のスペシャルゲストである球団OBナイジャー・モーガン氏の対戦ゲストとして登場。「こんにちは~」と元気良くスタンドにあいさつした後「いつも長くなっちゃうので、パパッとやっちゃおうと思います」と言うと、ファンからは「え~」と不満の声。お約束と言わんばかりに「だめですか~? 」と言いながら準備を始め、十八番の「甲子園実況」を始めた。

この日は18年の夏の甲子園で、実際に対戦した横浜-花咲徳栄を再現。横浜側は柳沢と、DeNA楠本、そして花咲徳栄の部員に扮(ふん)した「モーガン君」とDeNA乙坂は、いったんマウンドに集結。掛け声の後、ジャンプした際に着地に失敗した「モーガン君」が担架で運ばれると、柳沢はすぐさま球審になりきり「花咲徳栄のモーガン君が、膝を痛めておりまして、しばらくお待ちください」と場内にアナウンスし、笑いを誘った。

1分もたたずに戻ってきた「モーガン君」。打席に立つ柳沢と対戦となった。バックスクリーンのモニターには9回裏2死満塁の場面まで映し出される豪華なセット。投手モーガン君のボールは大きくそれ、結果的に柳沢擁する横浜のサヨナラ勝利。最後はホームベース前に全員並び、横浜高校の校歌を熱唱した。

柳沢、モーガンの両氏は、互いの決めセリフ「アバヨ」を観客に向けて叫び、約20分の長いパフォーマンスは幕を閉じた。

柳沢は「今日は僕が投球する始球式ではなく、打者をやろうと自分で台本を考えてきました(笑)。敵味方関係なく、ファンの皆さんが楽しんでくれてうれしかったです。直前の打ち合わせのみで心配したんだけど、モーガンさんはやはりエンターテイナーだね! DeNAベイスターズにはこの調子でどんどん勝ってほしいです。交流戦でもいい夢見ろよ!あばよ!」とコメントした。

モーガン氏は「慎吾と一緒のときはいつも楽しいことが起こるんだけど、今日もその通りになったね。(笑)スタンドのエネルギーは非常に高く、とても楽しかったよ。チームに在籍していたときにも、ファンのみんなから大きな愛と声援をもらっていたけど、今回も同じように感じることができて、とてもうれしかったです。ラミレス監督が言う通り、どのようにシーズンを終わるかが大切だから、DeNAベイスターズの選手たちは1戦1戦大切に戦ってほしいです」とエールを送った。