前回6日の広島戦で今季初先発初勝利を挙げた西武郭俊麟投手だったが、2戦連続白星はならなかった。「慎重に投げないといけない。各イニングの先頭を抑えること。それができれば試合をつくれる」と話していたが、慎重になりすぎて最初から制球に苦しんだ。

初回先頭の亀井に四球を与えた後、1死三塁から丸の右前適時打で先制を許した。2回にも2四球。4回にも阿部を歩かせた後、陽岱鋼の二塁打で2死二、三塁とされ、炭谷に初球の真ん中143キロ直球を左翼席中段へ運ばれた。

結局4回66球を投げ、4安打4失点(自責3)、2三振4四球で2番手小川にマウンドを譲った。「初回から制球良く投げることができませんでした。また有利なカウントに持っていくことができず、自分を苦しめてしまいました。先発投手としての役割を果たすことができず申し訳ない」とうなだれた。