セ・パ両リーグが制定する月間「スカパー! サヨナラ賞」の5月度受賞選手が19日に発表され、パ・リーグは楽天のドラフト1位ルーキー辰己涼介外野手(22)が初受賞した。

5月8日のソフトバンク7回戦(楽天生命パーク)の9回、1点差に迫った1死満塁から中越えにプロ初のサヨナラ二塁打。当時の球団史上最大となる7点差からの大逆転劇を完結させた。「たまたま最後が僕だった。僕だけで8点取ったわけじゃない。チームの強い気持ちがつながった試合。高校野球でもあるけど、プロでも大差でも逆転できる。諦めなかったら勝てることを再確認できました」と振り返った。

試合直後は「人生初」と話していたサヨナラ打。とっさに聞かれたため、兵庫・社高時代に1度記録していたことを失念していたという。「初めてのプロでのサヨナラヒットで記憶に残ると思います」と笑った。