3月11日に右肘のクリーニング手術を受けた楽天則本昂大投手(28)が3回2安打1失点、毎回の4奪三振で復帰登板を終えた。

40球をメドとしていた球数は36球、最速は152キロを計測した。「変化球は全球種投げて、ストライクも空振りも取れたし、精度は良かったと思う。真っすぐは初戦としてはスピードも出ていたけど、コントロールにばらつきがあったし、キレもまだまだ。これから(2軍で登板を重ねて)改善していけたら」と振り返った。

当初の予定では2軍で3、4試合に登板した後、球宴(7月12、13日)前後の1軍復帰を目指している。「2軍戦ですけど、たくさんのファンに声援をもらって、早く1軍に上がって投げたい思いは強くなった。ただ、焦らずに状態を上げていきたい。今、上で全力で頑張ってくれているメンバーも疲れがたまる時期が来る。その時に自分が力になれたら」と静かに闘志をにじませた。