3連投は封印-。コンディション不良から1軍復帰する阪神ピアース・ジョンソン投手(28)は当面、3連投を控える方針となった。金村投手コーチが「そのへんはちょっと考えている。球児もいい状態で(8回を)任せられるしね。2日投げたら1日空けるとか」と説明。疲労蓄積を考慮し、連投に制限を設ける方向となった。

新助っ人は開幕から不動のセットアッパーに君臨し、28試合登板で防御率0・64と大活躍。3日連続の3連投も3度任されるなどフル稼働を続けたが、コンディションを落として6月7日に出場選手登録を抹消されていた。慎重に状態回復を優先させ、29日中日戦(ナゴヤドーム)で満を持して1軍復帰する予定。首脳陣はシーズン終盤に備え、右腕の力を温存させる道を選ぶ。

幸い、虎の救援陣は質、量ともに豊富。ジョンソン不在時はベテラン藤川を軸に試合終盤を乗り切ってきた。金村コーチは「球宴明けも8回はジョンソンに固執しないと思う」とも見通した。救援陣全体で負担を分け合いながら、勝負どころを見極める。【佐井陽介】