巨人が貯金を今季最多の14とし、セ・リーグの貯金を独り占めした。丸佳浩外野手(30)がバントミスを挽回する15号3ランでダメ押し。交流戦後は無傷の6連勝をマーク。2位広島とのゲーム差を今季最大の7に広げ、5年ぶりのリーグ優勝に向け、独走態勢に入った。

◆バント失敗の打席で本塁打 現役時代の原監督も83年9月10日ヤクルト戦で経験。1点リードで迎えた5回無死一、二塁の場面で4番原は初球のバントをファウル。2球目のバスターもファウルし、2-2からの5球目を左翼席へスリーラン。83年原は103打点で打点王を獲得したが、2位山本浩(広島)が101打点で、送りバントを決めていたら打点王になれなかったかもしれない。