阪神は9日、1軍昇格を拒否したヤンハービス・ソラーテ内野手(32)の契約解除と帰国を発表した。2軍調整中だったソラーテは1軍招集方針が決まり、6日に広島入り。マツダスタジアムにも足を運んだが矢野監督に「モチベーションが上がらない」と直訴し、帰阪を命じられた。谷本球団副社長兼球団本部長は「(事態は)重いでしょう。こんなん許したら、もう、チームが成り立たない」と契約打ち切りを示唆していた。

7月に来日したソラーテは、同26日巨人戦でデビュー。いきなり決勝2ランを放つなど後半戦の起爆剤と期待された。だがその後は調子を下げ、出場20試合で打率1割8分8厘、4本塁打、9打点。8月19日に出場選手登録を抹消された。内外野OKの触れ込みだった守備でも安定感を欠き、首脳陣の試行錯誤が続いていた。