巨人ドラフト6位の戸郷翔征(とごう・しょうせい)投手(18)が、21日DeNA戦(横浜)の先発候補に浮上したことが17日、分かった。

聖心ウルスラ学園(宮崎)から入団。186センチの長身から投げ込む最速154キロの直球が武器で、カットボール、スプリット、チェンジアップなど多彩な変化球も操る。1年目の今季はイースタン・リーグ11試合に登板し4勝1敗、防御率3・00をマークしている。

エース菅野が腰痛で離脱するなど、先発の枚数不足が深刻化。ローテの谷間に白羽の矢が立った。高卒新人投手の1年目でのデビューとなれば、球団では04年平岡政樹、西村健太朗以来15年ぶり。高校3年時に、高校日本代表壮行試合で宮崎県選抜の一員として中日根尾、ロッテ藤原、広島小園から三振を奪った。5年ぶりリーグ優勝が決まる可能性がある一戦に備える。