オリックス西浦颯大外野手が、日本ハム近藤を参考にした打法で来季の定位置獲得を目指す。高知での秋季キャンプで「フォームは固まってきた。右肩を開かない意識で打っています」と好感触。

「最高出塁率(のタイトル)を取られたので。自分の課題は出塁率なので、まねしたら少しでも近づけるかなと」。今季の出塁率2割3分9厘から近藤の4割2分2厘に近づこうと必死だ。

この日は野手コーチ5人(田口、後藤、小谷野、辻、佐竹)を独り占めする「ぜいたくランチ特打」で約30分間、快音を響かせた。西村監督からは「肩は良いし、足もある。ライトを守ってくれたら大きい。打つ方で打率2割そこそこでは困る。最低でも2割8分は欲しい」と注文を受けた。今季は77試合出場で打率は1割9分5厘。3年目の来季に向けて今月中旬からはオーストラリアでのウインターリーグに参加し、新打法に磨きをかける。【真柴健】