お宝発掘キャンプだ! 新任のソフトバンク森山良二投手コーチ(56)が6日、宮崎の秋季キャンプに合流し入団会見を行った。

キャンプ終盤まで残る予定で、まずは現状の把握と新戦力発掘をテーマに鷹投手陣の強化にあたる。

森山コーチはジッと腕を組み、鋭い視線で練習を見つめた。「新鮮な目で選手を見極める2週間にしたい。そういう目は必要だと思う」。今季まで楽天コーチとして対峙してきた強敵の実力をじっくりと見定めていくつもりだ。「外から見ていただけですが、ボールが強いピッチャーが多い」。まだまだ隠れた逸材がいると確信している。

「できれば先発が6~7回を投げるという形がベター」。森山コーチは今季、楽天で、岸と則本の2枚看板を故障で欠いた中でやりくりしCS進出。先発経験のなかった石橋を抜てきしブレークさせた眼力もある。現ヤンキースの田中や則本ら数々の名投手も見てきた。「完全にフラットに見ていきたい。若い投手にも力がある」と力強い。

今季のソフトバンクは故障者も多く、先発ローテーションを固定しきれずに苦しんだ。新コーチの鋭い視点で、投手陣をより強固にしていく。【山本大地】