偉大な先輩の背中を追い、侍になる。ロッテのドラフト4位、専大松戸・横山陸人投手(18)が7日、千葉市のホテルで入団交渉。

契約金4000万円、年俸560万円で契約合意した。「厳しい世界に入っていく実感がわいた。1軍で1年間を通して勝ち続けられる投手になりたい」と意気込みを口にした。

6日のプレミア12で好投したソフトバンク高橋礼の後輩にあたる。接点は高校2年時、母校を訪れた高橋礼と会話した程度だが、サブマリンの先輩に対し自身は横手投げ。憧れも大きい。「肘関節の柔らかさであったり、しなるような腕の使い方をしているので、まねできればと思う」。2学年上の専大・川上鳳之投手から、高橋礼が同大時代に積んだトレーニングを教わり「胸が開くというか、胸郭が柔らかいと体がうまく使える」とストレッチを取り入れた。

自身は、中学、高校含めて代表に選出された経験はない。だが、先輩の背中があるからこそイメージもできる。「大きな舞台で活躍できるのは精神的にも強いし技術的にもすごい。自分も大きな舞台で活躍したい」。18歳の目は希望に満ちあふれていた。【久永壮真】