オリックスは8日、佐野皓大外野手(23)の背番号を「93」から「41」に変更すると発表した。オリックスの「41」を背負うのは10年2月5日に死去した小瀬浩之外野手(享年24)以来となる。

背番号変更について佐野は「自分の番号にしていけたらと思います」と決意を込めた。奇しくも小瀬とは誕生日(9月2日)が同じである。森川球団本部長は「背番号変更は本人の希望です。空き番号から選んでもらいました。過去の経緯も伝えた。彼の意志は尊重したい」と説明した。

佐野は6日に、高知市内で契約更改交渉に臨み、860万円アップの1290万円でサインした。野手転向2年目の今季はチーム2位の12盗塁を記録し「自分の足に自信もついた。盗塁王争いができるぐらいに出塁率をあげていきたい」と語っていた。

今オフに結婚していたことも明らかになった。チーム関係者によれば、球団寮の青濤館を退寮し、大阪市内の新居で新婚生活を送っている。球団フロント、西村監督ら首脳陣の勧めもあり、来季からは右打ちに専念。結婚と背番号変更を機に、来季へ勝負をかける。(金額は推定)