阪神が16、17日に高知・安芸秋季キャンプの集大成ともいえる紅白戦を実施する。井上打撃コーチは16日の両軍4番打者について「(背番号)3と55」と、大山悠輔内野手と陽川尚将内野手を指名したことを明かした。

首脳陣は結果ではなく、内容、取り組み方、姿勢などを重視する2試合だ。矢野監督は「アピールというか。今やっていることをどう取り組めるか。最初からいい結果だけを目指す時期ではない」。逆方向へ打つことに取り組んでいる選手が結果だけを追い、練習と違う打撃はしてほしくないという思いがある。守備については「足で捕って。(打球に対し)いい入り方をして」(矢野監督)という部分や、正確なスローイングができるかにもこだわる。

井上コーチも「結果を求める段階ではない。自分のスイングをすれば三振してもOK。アグレッシブなスイングや凡打でも内容あるものを」と、野手陣に意味ある打席を求めていた。