「ひめちゃん」が、憧れの主砲に弟子入りする。高卒4年目の日本ハム姫野優也外野手(22)が19日、千葉・鎌ケ谷で契約を更改。現状維持の推定年俸490万円でサインした。

両打ちとして奮闘してきたが「来年は右打ち一本で勝負に出ます」と宣言。年明けには右打ちの先輩で「日本を代表する打者。野球に対しては真面目。すごく信頼、信用できる」と心酔する中田の自主トレに初参加する。

今季は1軍出場こそなかったが、2軍で98試合に出場。打率2割2分2厘も「右では100打席くらい立って、3割くらい打っていると思う」と、手応えを感じていた。「どちらもダメでクビになったら、後悔する」と、来季は右打ちに専念することを決めた。

球団からは「取り組む姿勢が変わってきた」と評価された。秋季キャンプでは積極的に1軍首脳陣に指導を仰ぎ、主力組の練習法を注視。「タイシさん(大田)は朝早く球場に来て一番遅くまで残って練習していた。そういう人が活躍するんだなと、すごくいい刺激になりました」。来季の目標は「シンプルに1軍で活躍すること」。熱い思いを胸に秘め、次代のスターを目指す。【中島宙恵】