阪神藤川球児投手(39)が五輪イヤーに向けて異例の早仕上げで備える。22日、鳴尾浜球場に登場してキャッチボールなどで「始動」した。東京五輪がある来季は開幕が例年より1週間早い3月20日。夏のリーグ中断も見据え、例年と違う調整スケジュールで臨むと明かした。40歳を迎える右腕は惑うことなく変則シーズンに挑む。

    ◇    ◇    ◇

藤川と一問一答

-いつもとは違う気持ちのオフに

藤川 いやいや、同じです。いい休養が取れたのでそれで十分。

-「不惑」の年

藤川 迷うことはないです。若い選手はキャンプから帰ってきたばかりで大変だと思うけど、今から休んでしまうともったいない。12月くらいからがすごく大事になってくると思う。

-来季も中継ぎの踏ん張りがカギに

藤川 メンバーが変わるでしょうしね。同じメンバーでというのは絶対無理。毎年言うけど経験がない選手が来ても(救援陣として)同じような成績を出せるように一緒にサポートしながらね。向上心を持ってやっていければ。(毎年)続けるかどうか。相手に慣れられるから。そこからが野球選手の始まりです。

-開幕1試合目に向けて逆算していく

藤川 2月、3月くらいになるとメディアの方に開幕の1試合目という方に(注目を)持っていかれる。僕は無視していますよ。通り過ぎるものやから。まあ、正月みたいなものもあるんかな。僕はシーズン最後が大事と言い続けて、そういう結果を出してきているので。何人かがついてきてくれるといいですね。