ソフトバンク周東、狙うは今宮先生と二遊間コンビだ

  • ソフトバンク周東(右)を指導する今宮(撮影・栗木一考)
  • ロングティーをする周東(撮影・栗木一考)

走塁のスペシャリスト・ソフトバンク周東佑京内野手(23)が「ゴールデングラブ賞先生」の授業でレギュラー取りを狙う。10日、北九州市内の球場で自主トレを公開したが、今宮健太内野手(28)から守備のすべてを勉強中。「二塁手のレギュラーを取って(今宮に)恩返ししたい」と二遊間コンビ結成を誓った。

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すべてがお手本だ。自主トレでの守備練習中、周東は今宮の熱心な「授業」に真剣なまなざしで取り組んだ。内野手としてのスローイング、グラブさばきなど、基本的なことをすべてを吸収するつもりだ。

周東 昨シーズンから教えてもらってはいましたが、もっとしっかり長い期間教わりたかった。レギュラー取りへ、まずは守備をしっかり鍛えたい。

昨年は「足」のスペシャリストとして、チームの日本一、侍ジャパンでも世界一に貢献した。今年はチーム内でレギュラーを取るためにレベルアップを図るが、中でも守備を優先させる。「打てるようになってもこのチームでは守れないと試合に出られない」。6日から始まった北九州での「今宮先生」からのレッスンを受け続けた。「スローイングではひっかけるクセがあるので、手首に力が入らないように、手首がない意識で投げろと言われています」。今月28日までの特訓で「今のままではレギュラーは100%無理。なのでレギュラー争いができるまでのレベルになりたい」と貪欲に技術を盗むつもりだ。昨年は今宮のグラブをもらって内野を守っていたが「今年は自分用をつくりました」とカスタマイズした。

13年から5年連続でゴールデングラブ賞に輝いた今宮も協力を惜しまない。「自分がコーチから教わってここまでできるようになった。まだ平均以下のレベルで時間はかかると思うが、ものがすごいんで、いい内野手になってもらいたい」と妥協は許さない。周東も「試合に出るなら内野でも外野でもどこでもいい。でも自分としては今年は内野でやりたいという気持ちは強い」と胸の内を明かした。

打撃面では「グラシアルになりたい」と力強い打球を目指し、走塁面では「昨年25盗塁だったので、今年は最低でも30盗塁がノルマ」と意気込む。「昨年より、すべての数字でたとえ1でもいいので、上回るようにしたい」。大ブレークが昨年だけで終わらないよう、これからも「勉強会」を受け続ける。【浦田由紀夫】