阪神高山俊外野手(26)が左投手攻略で信頼を勝ち取る。昨季は対右投手の打率が2割9分6厘に対し、同左が1割7分2厘。先発出場した試合でも投手の左右相性で途中交代を告げられることが多々あった。「去年は全く信用されてなかった。今年は、そこをやってやろうと思います」。

昨季の打撃を映像などを振り返り、対策を講じている。「(左投手に)苦手意識はない。自分の中で消化しながらやっているので大丈夫」と、あとは結果でアピールするだけだ。

この日は鳴尾浜でキャッチボールや外野ノックなどを行い、汗を流した。外野のレギュラー取りへ。今オフは走攻守でのレベルアップを狙い、体のキレを増す瞬発系の練習を多く取り入れる。若手からベテラン、新助っ人まで外野手争いは激しいが「競争が激しいの毎年のこと。負けないように頑張っていきたい」と、静かに闘志を燃やした。