日本ハムのドラフト5位望月大希投手(21=創価大)がライアン投法でアピールする。16日、千葉・鎌ケ谷の新人合同自主トレで初のブルペン入り。大学の先輩ヤクルト小川をほうふつとさせる、左足を大きく上げるダイナミックなフォームから、捕手を立たせて30球を投げ込んだ。「(球の)回転も良かったですし、まだ1月中旬なので力は入れていないですけど、感覚はよかった」と手応えを口にした。

大学進学直後、動画を参考にフォームを変えた。「(元々)思い切り足を上げたいと思っていた。先輩の小川さんのまねをしてみようと、遊び半分でキャッチボールとかで試したらうまくはまった」。187センチの長身から投げ下ろす直球と変化球に磨きがかかり、プロへの道を開いた。「こういう角度のある投げ方は強みでもあるし貫き通したい」とレベルアップを目指している。

年明け1月上旬に創価大グラウンドを訪れた際、自主トレを行っていた小川にあいさつ。「あまり無理せずケガをしないように」と言葉をもらった。「1軍でチームのエースとして活躍している方なので、尊敬できるというか、自分にとってプラスになる」と刺激にする。

この日は有原、上原ら先輩投手陣が見つめる中での投球だったが、「あまり緊張しない方。そういう方が投げやすい」と臆するところはない。「2月中旬くらいに紅白戦で投げると言われている。そこに合わせて」。肝が太い右腕は、マイペースで、着々と準備を進める。【山崎純一】