ソフトバンク藤本博史3軍監督が21日、育成大砲、砂川リチャード内野手(20)の春季キャンプA組入りを推薦する考えを明かした。「台湾のアジア・ウインターリーグでも、しっかり結果を残したし、キャンプではA組で経験させたい」と話し、28日に行われる監督、コーチ会議で進言する。

育成選手として今季3年目を迎える砂川は、昨秋の宮崎キャンプで、視察に訪れた王球団会長も注目した右の大砲候補。アジア・ウインターリーグ派遣前には「本塁打を6本打ったら、何か褒美をやるよ」と期待して送り出したほど。同リーグでは17試合で、3本塁打、17打点、打率2割9分9厘の成績を残した。

「(砂川は)支配下選手に一番近い存在だし、A組での経験は大きいと思う。メンタル面も含めて成長できると思う」と藤本3軍監督の期待はふくらむばかりだ。