今年は「東西対決」が見られるだろうか。DeNA東克樹投手(24)のローテーション入りが望まれる。昨年、西勇輝投手(29)が阪神に移ったことで、東西姓の対決が注目されたが、実現しなかった。「東西0戦(冷戦?)状態だった」と振り返る。

東は開幕前から肘に不安を抱え、初登板は5月6日の巨人戦にずれ込んだ。シーズンわずか7試合しか投げられず、阪神戦に出番はなかった。対して西のDeNA戦は4試合に先発して1勝1敗、防御率1・88。安定した投球をみせたが、東方が休場? しては相撲にならなかった。

交流戦では、1度だけ対戦がある。西がオリックス時代の18年6月15日、7-3でオリックスが勝った試合だ。西は8回を8安打2失点で勝ち投手に。東は7安打されて7点を失い、5回1/3で降板した。この日は「西向きの風」が吹いたのかもしれない?

阪神にもう1人の西が加入した。西純矢投手(18)だ。右の本格派だが、1年目から活躍できるかは分からない。1人だけの東も、肘が万全でないと投げられない。今年こそは、と東西対決を楽しみにしたいが、現時点では「西も東もわからない?」。【米谷輝昭】