阪神育成左腕の横山雄哉投手が秘密兵器を引っさげて、1軍春季キャンプに乗り込む。梅野らとの沖縄・合同自主トレを終え、鳴尾浜で練習。スライダーの改良に着手していることを明かした。

キッカケは西勇の言葉だ。昨年11月の選手納会で「もうちょっと速いスライダーを投げた方がいい。そうすれば、投球の幅が広がるから」と助言を受けた。これまでは120キロ台半ばの球速で、打者に見切られるケースが多かったという。リリースポイントでの球の離し方を直球に近い感覚へと変え、球速を約5キロ上げてカットボールのような変化を目指している。

オフには同僚の能見や中田、高橋らからアドバイスを受けた。合同自主トレでは高速スライダーを試し、梅野や岩崎が「使える」と太鼓判を押した。まだ試行錯誤の段階ではあるが「キャンプでもいろんな助言をもらって、可能性を探っていきたい。首脳陣にはまだ見せてないので、見せられれば」とアピールする。